昇圧用のICを使って単4を1本で±5Vのオペアンプが動く小さなアンプが作れればいいなと、最近ネットで調べてMAX662AとTL499AというICを入手したが、それらを使ってテストと共にアンプを組み立ててみた。
これがMAX662Aと外付け部品。 前回それを使って単4x3本で12Vの出力が得られることが分かって、さっそくアンプに組み込んでみたわけだが、バッテリー側の入力電圧が下がると共に、昇圧された出力電圧もどんどん下がって行き、最後にはノイズが乗ったり音が切れたりしてバッテリーの寿命切れが分かるという具合。 その電圧下がりも結構顕著で、それにつれて音質の劣化が目立つという感じである。 まぁ、使えなくも無いが、あえてこれを使おうという魅力も少ない。 もう少し電圧も電流も一定に出力されて音質のクォリティができるだけ安定したものが良いに決まっているし、それに第一使用バッテリーが単4が3本ではスペース的に私にとって昇圧回路を組み込む意味があまり無い。
ということで、次にTL499Aを試してみた。 最初ブレッドボード上で部品配置をして試したのだが、あれこれ入れ替えたりしていじってみてもうんともすんとも言わず、昇圧どころか減圧になってしまう。 どういうことかとネットで調べると、ブレッドボード上ではうまくいかないだろうということを書いておられる方があり、なるほどと納得したのだった。 それで、これは実際基盤にハンダで組んだ方が良いだろうとやってみた。 そうすると、バッテリー1個では反応無かったが、2個(3V)にしてみるとしっかりと昇圧されるのだった。 変圧用の半固定抵抗を回してみると、なんとどんどん電圧が高くなっていく。 こわごわやっているので、上がどれくらい上がるのかまだしっかりと確認していないが、20Vまで昇圧されたのは確認した。
そこで、10Vに固定して、さっそく前回作った単4x2本のミニミニアンプを分解して、コンデンサーを2個減らして、その空いたスペースにTL499A回路を組み込んでみた。
結果は上々、±5Vで動くオペアンプがしっかりと動いている。 音質的にはやはり電圧が高いこととオペアンプのおかげで、当然余裕も弾みも違うものになっている。 ただ、問題はいくつかあって、すぐに電圧が上がらないのかそれとも電流が低すぎるのか、私には原因がよく分からないのだが、スイッチを入れてもすぐにLEDが点かず、もちろん音も出ない。 スイッチを数回点け切りを繰り返すとやっと電源が入るという状態。 それと、やはりバッテリーの持ちが極端に悪い。 おそらく5時間程度ではないかと思われる。 これを書いている時にちょうど音が途切れ、同時にLEDが消えていた。 このミニミニアンプを組み上げてすぐに入れたバッテリーは少し使用していたものだったので正確に動作時間を測れていないが、おそらく伸びても10時間は無理な気がする。 また、電流が少ないのか、たまに音の荒さや揺れを感じるように思うが、それは元音源の関係もあることから、この先使ってみてもう少し様子を見なければはっきりしたことは言えないかもしれない。
まぁ、いずれにしても少し問題はあるにしてもTL499Aの方はミニミニアンプに組み込んで使えそうに感じる。 MAX662Aとは違って、バッテリーが少なくなっても電圧はしっかりと10Vを示しているし、エネループに替えても電圧は10Vが得られている。 そうすると、バッテリーの寿命が短いということを割り切ってエネループを充電で使いまわしていくということでCPの問題もクリアーかなぁ。
なんにしても3Vアンプとはやはり違う(笑)。
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